百鬼夜行(ひゃっきやこう、ひゃっきやぎょう)とは
妖怪や異形の存在たちが夜に徘徊したり、
列をなして歩いたりする様子を意味する言葉です。
百鬼夜行(ひゃっきやぎょう、ひゃっきやこう)とは、日本の説話などに登場する深夜に徘徊をする鬼や妖怪の群れ、および、彼らの行進である。
鬼や妖怪などが群れ歩いているとされており、「百鬼夜行に遭った」という表現などがとられることもある。経文を唱えることにより難を逃れた話や、読経しているうちに朝日が昇ったところで鬼たちが逃げたり、いなくなったりする話が一般的で、仏の功徳を説く説話でもある。平安時代から室町時代にかけ、おもに説話に登場しており、多くの人数が音をたてながら火をともしてくる様子、さまざまな姿かたちの鬼が歩いている様子などが描写されており、これに遭遇することが恐れられていた。
引用元:百鬼夜行Wikipedia
鬼や妖怪が深夜徘徊する…
フィクションの世界でたまに見かけますが、
昔からなぜか言葉のひびきが
好きなんですよね。
百鬼夜行にまつわるアレコレをコレクションしてみます。
目次
百鬼夜行に登場する妖怪は…木魂、天狗、河童などなど
百鬼夜行に登場する妖怪には、次のようなものがあります。
- 木魅(こだま)
- 天狗(てんぐ)
- 幽谷響(やまびこ)
- 山姥(やまうば)
- 山童(やまわろ)
- 犬神(いぬがみ)
- 白児(しらちご)
- 猫また(ねこまた)
- 河童(かっぱ)
- ぬらりひょん
- たぬき
- きつね
百鬼夜行は、妖怪や鬼などが群れをなして夜に徘徊する様子を指す言葉です。また、人目につかない場所で悪人たちが勝手気ままに悪事を働く様子を指すこともあります。
百鬼夜行に登場する妖怪を描いた絵巻物や絵画には、次のようなものがあります。百鬼夜行絵巻(松井文庫、 画図百鬼夜行(鳥山石燕。
『画図百鬼夜行』(がずひゃっきやこう、がずひゃっきやぎょう)は、安永5年(1776年)に刊行された鳥山石燕の妖怪画集。前篇陰・前篇陽・前篇風の上中下3巻。『百鬼夜行』とも。
各丁に1体ずつ妖怪の姿を描き、そこにそれぞれの名称を添えて紹介しており形態の画集で、現代の目から見れば「妖怪図鑑」といえるようなスタイルとなっている。題名に用いられた「百鬼夜行」とは本来は妖怪たちが集団で跳梁する様子のことであり、室町時代の『百鬼夜行絵巻』などはその通り妖怪の集団を描いたものだが、本書は妖怪を1点1点、個別の光景に切り分けて描いた点が特徴である。
河童・天狗・猫又・狸・狐といった幅広く知られる有名な伝承に見られる妖怪も多く描かれているほか、鉄鼠(頼豪阿闍梨)や黒塚(安達ヶ原の鬼婆)などや、『古今百物語評判』(1686年)に見られる妖怪たち(垢嘗・釣瓶火・鎌鼬)など先行作で描かれている妖怪なども描かれている。幽霊・生霊・死霊をそれぞれ別の構図で絵としている点も本作の特徴である。また、そのほか多くの妖怪は『化物づくし』や『百怪図巻』などといった絵巻を石燕は参考にしており、これは彼が狩野派で絵画の勉強をしていたことなども関係が深いと見られている。
引用元:画図百鬼夜行Wikipedia
百鬼夜行に似た四字熟語は…魑魅魍魎(ちみもうりょう)
「百鬼夜行」の類義語には、
「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」などがあります。
- いろいろな種類の妖怪や化け物
- 比喩的に、表にはっきりと姿は現さないが、私利私欲のために暗躍する者のたとえ
「魑魅魍魎が跋扈する(ちみもうりょうがばっこする)」
…などの使われ方をします。
現代のフィクションにも…!百鬼夜行のリーダーは…青鬼です。日本のドラマ「大病院占拠」より
ドラマ「大病院占拠」に登場する
武装集団「百鬼夜行」のリーダーは、青鬼です。
青鬼役は菊池風磨が演じています。
主演は櫻井翔さんです。